2023/07/10投稿者:スタッフ

【転職体験記】このままではずっと不安?思い切って未来へ一歩踏み出した転職≪調剤事務≫

転職体験記 中西さん(40代・女性)

前職 : 調剤事務 / 現職 : 調剤事務

 

※個人のプライバシー保護のため、お名前を仮名にし、一部内容を変更させていただいています。

 

中西さんが、就職・転職活動を始められた経緯を教えてください。

もっと知識を深め、スキルアップしたいと考えたためです。

 

しごとセンターならへは、どんなきっかけで相談してみようと思ってくださったのですか?

求人情報を見ていたら、希望したい職場があり、しごとセンターならを通しての紹介だったため問い合わせをしました。

 

面談や、コンサルタントとのやりとりで印象に残っていることはありますか?

こちらの気もちを真剣に聞いていただき、一度はあきらめたのですが、それにも関わらず再度電話をしてきてくださり、現在の職場に就職することができ感謝しております。

 

就職・転職活動期間を振り返って、一番大変だったことは何でしたか?

子育てとの両立です。

 

しごとセンターならに相談してよかったと感じる点、改善してほしい点はありますか?

面接にも付き添ってくださり、その後も電話で何か気になることはないか聞いてくださり、大変心強かったです。本当にありがとうございました。

 

最後に、現在転職活動をされている方に向けて、メッセージをお願いします。

迷った時は、一歩だけでも踏み出すことは大事だと思います。

 

 

 

「子育て中にはよい職場。でも、本当にこのままでいいの?」

中西さんと初めてお会いしたのは、ホームページのお問い合わせから、求人へのご応募をいただいたのがきっかけでした。

ちょうど年末ということや、ご在職中でスケジュールが立てにくいこともあり、お住まいの近くのファストフード店でお話をお伺いさせて頂きました。

 

非常に穏やかで、まじめそうな方というのが中西さんの第一印象。

応募の理由をお伺いしたところ、はっきりとはおっしゃられないものの、業務に行き詰まりを感じておられるのかなという印象を受けました。

まだお子さんが小さく、現在の職場と子育てとの両立には満足しておられること。

扶養内のパートで融通もきいてもらえるので、退職するにはもったいない気もしていること。

でも、「ずっとこのままでいいの?」という想いが胸にあり、応募したものの、「転職」に踏み切るにはどこかまだ迷いがある・・・そんな中西さんの心の内が、お話をお伺いするうちにはっきりと伝わってくるようでした。

 

モヤモヤとした現状に、やる気スイッチを押したのは?

今までの事やこれからの事など、ざっくばらんにお話をする中で、厳しいように聞こえるかもしれませんが、コンサルタントの目線からは将来への見通しがとても甘く感じました。

それは、「これからも子育てと仕事は両立して、もうちょっと大きくなったらどこかで正社員として働きたいと考えている」という中西さんの将来像。

 

「50歳くらいで、病院の医療事務か薬局事務として正社員になれたらなって思っている。ダメなら普通の会社でもいいけれど、ローンもあるし、とにかく子育てが落ち着いたら稼がないと・・・」とのお話に、これから様々な業務をAIが取って代わるといわれており、既に病院では自動受付機が導入されている等、簡単なわかりやすい現状の具体的なお話を交えながら、「今できる事は、この数年パートでありながらも、薬局事務として立派に勤めてこられたことと、中西さんご自身がその仕事に魅力を感じておられることから、とにかくレセプト業務に関わり習得することで、50歳位になられたときにご希望の選択範囲が広がると思います」と、未来への道筋のご説明をしっかりとさせていただきました。

途中から、永安さんの目の色が変わり、やる気にスイッチが入ったのがはっきりと感じられたことをよく覚えています。

それと同時に、モヤモヤしている理由がはっきりしたこと、目指すことが明確になり

スッキリしたことでお気持ちが楽になったのか、目にうっすらと涙を浮かべられ、表情が初めてお会いした時と全く異なり、中西さん本来のお姿を垣間見るようでした。

一度決意したものの、押し寄せてくる現実。そんな中差し伸べられた手が

それから年が明け、しばらくしたある日のこと。

家事や子育て、特に冬休み中で毎日3食の食事の準備など、慌ただしい日常を痛感された中西さんから「やっぱり、子育てをしながら新しいことを覚える自信がないから諦めます」と一本のご連絡が入りました。

 

将来へ光を見つけて頂けたとうれしく思っていただけに、少し残念な思いも持っていたなか、中西さんのご自宅からすぐ近くにある調剤薬局の社長さんとお話する機会があり、そのお話をしたところ、「チャレンジしようという気になったのであれば、なんとか応援したい。ちょうどベテラン社員が半年先に退職するのだけど、半年かけてその人にレセプト業務を指導してもらえるよう準備をするから、よかったらうちに入ってチャレンジしてみないか?」
「午前中の扶養内でいいから、仕事中はしっかり接客をして新しいことを覚えるのに集中して、家に帰ったらしっかりとお母さん業に集中して、生活にメリハリをつけた方がどっちも充実するんじゃないか?」と、うれしいお声掛けを頂いたのです。

周囲からの応援を受けながら、新しい分野へチャレンジ!

翌日、中西さんに社長さんからのお言葉をお伝えしたところ、「そんなありがたいことをおっしゃって頂けるなら」とお返事があり、すぐに面接の機会をセッティング。

中西さんは、面接を終えてからも幾度となく不安が襲ってきたようで、相談のご連絡を頂きましたが、薬局の社長さんの『やる気を応援したい』という強いお気持ちをお伝えすることで不安の波を乗り越えて頂き、無事にご入社。

以降は、中西さんの持ち前の明るさとまじめさで、スタッフさんだけでなく患者さんからも温かく受け入れて頂き、子育てと仕事の両立を果たしながら、念願のレセプト業務取得に向けて有意義な日々をお過ごしになられています。

 

いつか訪れる中西さんの次なるステージまで、しごとセンターならはしっかりと見つめて応援し続けたいと思います。

最後になりましたが、これからも、中西さんのますますのご活躍を心よりお祈りしています。