2023/04/02投稿者:スタッフ

【転職コラム】ブランクや子育ての不安を乗り越え叶えた、自分をまるごと活かせる転職《看護師》

転職コラム 看護師 河野さん(30代・女性)

河野さんのプロフィール
前職 : 看護師(総合病院勤務) / 現職 : 看護師(訪問看護ステーション勤務)
※個人のプライバシー保護のため、お名前を仮名にし、一部内容を変更させていただいています。

 

子育て中に高まっていった、看護師としての復職の思い

看護師の資格を取って、1年ほどで結婚・転居・3人のお子さんの子育てと、気づけば10年のブランクが空いていた河野さん。
自分が母親となり、初めて離れて暮らす母の存在に感謝を感じて過ごすなかで、「母が苦労して通わせてくれた看護学校で取得した看護師の資格をしっかりと活かさなければ」という思いが、子育てをされる中で年々高まっていったそうです。

そんななか、一番下のお子さんが幼稚園へ入園。半日ではあるけれど、やっと復職できる時間ができたということで、ママ友に相談して教えてもらったしごとセンターならの相談会へ参加くださったことがきっかけでした。

 

 

「悪条件だらけ」だと思っていた相談前・・・

一番下のお子さんは、幼稚園の預かり保育を延長しても15時がリミット。小学生の上のお子さん達も同じ頃に帰るので、14時には仕事を終えて、お迎えに行かないといけないこと。
土曜日は預かり保育がなく、勤務は難しいこと。
もちろん、夜も勤務はできないこと。
看護師としての経験は1年ほどで、10年以上のブランクがあること。
転職の条件が悪すぎるのではないかと感じておられ、「こんな私に働けるところはあるの?」と初めての面談でおっしゃっておられたのが印象的でした。

そんな経緯もあり、当初河野さんからは、「午前診のみのクリニックを紹介してほしい」というご希望をいただきました。
しかし、ご希望いただいた条件は、同じように子育て中で希望される看護師さんが多く、競争率が高いこと。また、夜診を担当する看護師さんとの分担から、週に1度は夜診を求められるクリニックが多いことなど、業界の状況をご説明し、その上で河野さんのご希望を叶えることができる方法を検討しました。

 

 

自分では考えもしなかった、希望を叶えられる職場の提案

河野さんにご提案したのは、一般的に苦手意識を持たれるかたも多い「訪問看護」。
勤務時間に柔軟性のある訪問看護は、子育ての忙しいなかでも希望を叶えやすく、また、求人先のサポートを得られる環境であれば、ブランクからの復帰も可能です。

ご希望を叶えるためには、オーナーさんや指導担当者さんのパーソナリティも含めたマッチングが不可欠。多くの訪問看護ステーションのなかから見極め、河野さんに合うと感じた、Yステーションさんをご提案させていただきました。

 

 

最初は不安があったけれど、先輩からのサポートを受けて見事転職!

「訪問看護」という言葉を聞いた河野さんは、「一人で訪問をし、一人で判断をしなければならないのではないか?」という不安から、最初は抵抗を感じておられたのですが、Yステーションさんの社風や社長のお人柄、以前弊社からご紹介をした、同じく子育て中で同年代の看護師さん「藤田さん」の転職体験談をお伝えしたところ、勇気を出して応募されることに。

なんと、面接では藤田さんも同席してくださり、自身も子育て中であることや、弊社からのご紹介という共通項をお話いただくなかで、河野さんにとって今後の安心を感じられる面接となりました。
面接の結果は、見事内定。その後、2回の体験入職を重ね、藤田さんと訪問先へ同行されるなかで、河野さんのなかで思いが決まり、転職成功となりました。

 

ひとりではない安心感を感じながら、看護師として楽しく勤務できる毎日へ

入職後、Yステーションの担当者さんからは「とにかく素直で明るいかた。慣れない初めてのお仕事の中で、しっかりと自分の看護師としての役割を考えて発言してくれるところが、利用者さんにも好評です」とお話をいただき、河野さんが活き活きと勤務されているご様子が伺えました。
河野さんご本人からも、「最初は抵抗のあった訪問看護に、ここまで面白みや、やりがいを感じるとは思わなかった」と、その後お話していただきました。

当初感じていた、「一人で訪問をし、一人で判断をしなければならないのではないか?」という不安は、実際に入職してみると、まるでなかったとのこと。
タブレットでの記録を通じて、職員みんなで利用者さんについて喜んだり驚いたり、河野さん曰く「仕事だけれど女子校のような環境」で、日々楽しくお仕事をされているそうです。
また、「土曜日にどうしてもシフトが埋まらないときは、出勤することもある」とおっしゃっておられたので、お子さんの預かりは大丈夫なのかとお尋ねすると、「事務所で事務スタッフさんや社長さんが子どもと遊んでくださっている間に訪問に行っています」と明るく話してくださり、Yステーションさんの理念でもある『立場を超え、みんなでつくる職場』を実感されているとのことでした。

 

 

コンサルタントから当時を振り返って

河野さんとお話をさせていただくなかで、「子育てとの両立」そして「ブランクを埋めること」と、ご希望はかなり明確でした。
また、お話を通してわかったもうひとつの大切なことは、河野さんが「医療の現場に身を置きたい」ということでした。

先々、子育ての手が離れるようになった際には、しっかりと看護師資格を活かし、医療活動を行いたいとの強いお気もちが河野さんにはありました。
訪問看護は、一般的なイメージから苦手意識を持たれることも多い職種ですが、ご本人に合った環境の訪問ステーションさんとご縁を結ぶことで、子育て中でも資格を活かして働ける職種になります。

同じようにブランクや復職で悩んでいらっしゃるかたがいらっしゃれば、ぜひご相談ください。
河野さんのように、ご自身の未来をつくるきっかけにしていただければと思います。
最後になりましたが、これからも、河野さんのますますのご活躍を心よりお祈りしています。