2025/12/04投稿者:スタッフ

【転職体験記】家族が色んな挑戦をするから、自分も一緒に挑戦したい!そんな思いが、大いなる飛躍のステージをGET。【薬剤師】

転職体験記 宇山さん(40代・女性)

前職 : パート薬剤師 (調剤薬局)  /  現職 : 正社員薬剤師(調剤薬局)※管理薬剤師候補

※個人のプライバシー保護のため、お名前を仮名にし、一部内容を変更させていただいています。

正山さんが、就職・転職活動を始められた経緯を教えてください。

 長年パート社員として勤務してきましたが、子どもも大きくなり、時間の余裕も少しできたので、勤務時間を長くして正社員として働き、薬剤師としてステップアップをして行きたいと思い転職活動を始めました。

 

しごとセンターならへは、どんなきっかけで相談してみようと思ってくださったのですか?

以前の就職活動の時に、とても親切にしていただいたので、今回もお願いしました。

 

面談や、コンサルタントとのやりとりで印象に残っていることはありますか?

 とても親身になって、話を聞いてくださり、自分にあった就職先を紹介していただけました。

就職・転職活動期間を振り返って、一番大変だったことは何でしたか?

 年齢的な焦り、いろいろなタイミングのずれで、なかなか話が進まない時が一番、精神的に大変でした。

しかし、私が心配に思っていること等、どのような質問にも丁寧に答えてくださり、とても心強かったです。

 

しごとセンターならに相談してよかったと感じる点、改善してほしい点はありますか?

 初回の相談会の時より時間をかけて面談をしていただき、私にあった職場を紹介していただけました。

面接にも同行していただき、とても感謝しております。

ありがとうございました。

 

最後に、現在転職活動や就職活動をされている方に向けて、メッセージをお願いします。

いろいろと不安な気持ちがあると思いますが、まずは一歩をふみだす勇気が大切だと思います。皆様にいい御縁があるよう祈っております。

 

 

 

 

 

約10年振りの宇山さんとの再会

宇山さんと初めてお会いしたのは、実は10年少し前の相談会でした。

お子さんがまだ小学校に入ったくらいだったのではとうっすらと記憶していますが、世間との関りやブランクが空くことの不安から子育てとの両立をしながらも扶養内でお仕事がしたいとのご希望で、とある調剤薬局さんにご紹介をさせて頂きました。

 

入社後半年程度は薬局オーナーさん伝いに頑張っておられることもお伺いしたりしてましたが、オーナーさんが体調を崩されたり色々な事を経て、そのお店を譲渡され違う会社さんに運営が変わったことで宇山さん含め、その薬局にご紹介した方々の情報も途絶えてしまいました。

 

それから約8年程経過した一昨年、別のお取引先が宇山さんをご紹介した薬局を事業譲渡により譲り受けられ、その会社の社長伝いに宇山さんが現在もお勤めしてして下さっているのをお聞きし、長くご活躍頂いていてとてもうれしい気持ちになったのを良く覚えています。

 

それから約2年程した、今年の夏前。相談会の予約フォームに流れてきたお名前に宇山さんのお名前がありました。

ご活躍をお聞きしていただけに驚きもありましたが、相談会当日、約10年振りにお会いする宇山さんは当時と全く同じで、相談会には普段着で気楽にお越しくださいとご案内しているにも関わらず、きちんとした服装でご来場頂いたのがとても印象的でした。

 

パートから正社員に・・・ その約束で長年パート勤務をしてきたのにまさかの事態… 

実際、相談会では 

①お子さんも大きくなられ少し手が離れたので時間数を増やして扶養を外れてお仕事をしたいと思っておられる事

②年齢も年齢なので今のうちに正社員も視野に考えておられる事

③とは言うもののまだ塾の事や学校行事等、制約もあるのでできるだけ自宅から近い距離の

薬局でお仕事を探しておられること

等の具体的お考えをお聞かせいただきました。

ただ、今の薬局でその条件はかなわないのか?とお聞きしたところ、その薬局は会社ごと国内最大クラスの薬局チェーンにM&Aされその結果、親会社が変わったことで運営が変わり、前の会社では社員登用のお話しもあったが、次の会社ではそのご希望は受け入れることを断わられたことをお聞きし、昨今の調剤薬局の運営事情の難しさをまざまざと感じてしまいました。

 

まさかの事態が2度も・・・ 

そこから、複数の薬局の募集をご提案した中から、ご家族さんとも相談頂きご自宅から15分の1店舗だけですが、着実な経営をされている個人薬局さんに面接が決まりました。

面接当日、私も同席し面接もとても緊張はされながらも真面目にてきぱきと明確にお答えいただき、雰囲気も良い面接となりました。

宇山さんも「条件にもピッタリでいい薬局さん!」とお喜びいただき、オーナーもいい人が来てくれると大喜びをして下さり、

「スタッフにも了承を得て相談して明日にでも返事をする」と色よいお返事を

その日は頂きました。

ところが一転、翌日のお電話は「申し訳ないんだけど・・・」とのお返事。事情をお聞きすると実は他の紹介会社を通じて1ヶ月以上前に面接をしていて

何の返答もなかった方がおられたそうで、一応念のために確認の連絡を入れたら、紹介会社の手違いで本人は行くつもりで連絡を待っていたとのこと。

とてもお人柄の良いオーナーさんは、『やっぱり先に面接に来て「採用」と一度でも言ってしまったら、責任は紹介会社にあるけど、本人さんはかわいそうなので、先の方を優先しないといけないと思う』とのことでした。

事情をそのままお伝えし、仕方がないと宇山さんもその薬局さんは諦めるとおっしゃって頂きました。(後日、オーナーさんから丁重なお詫びのお手紙が届いたそうです)

 

気持を切り替えて、次の候補の薬局さんに2週間後面接に・・・

こちらも車で10分少々、ただ駐車場に空きがないと空きが出るまで電車通勤で約30分の薬局でしたが、駅前で通勤も便利で明るい環境に期待をお持ちいただきました。

こちらは、定年を控えられた60歳代の薬剤師さんが2名いらっしゃり、「体力的にもきついからいつまで続けられるかわからない」との事で、交代の募集でした。

面接の雰囲気も良く、40代の宇山さんはそのお店では最年少となり、オーナーさんからまた高い評価を頂きこちらも雰囲気の良い面接となりました。

こちらは、別に1週間後にもう1名の面接も控えておられたので返事は1週間後、その面接が終了したらスタッフさんにお声掛けをして、お返事をするお約束になっていました。

1週間後、社長さんからのお返事は「不採用」と言うことでした。事情を話されないオーナーさんに厳しく事情を確認すると、「申し訳ない」とのこと。

 実は他の面接の方よりも宇山さんが良く、宇山さんを採用することをスタッフさんに伝えたら、「いつまで続けられるかわからないとは言ったけど、辞めるとは言っていない。

その人を採用するということは辞めろと言っているのか?」と揉めたとのこと。結局、解雇ととらえられるリスクと、長年活躍頂いた方にそのような辞め方をさせるわけにいかない

からと言うのが理由だ」とお話下さいました。

 

私も長年このお仕事をしてきましたが、採用したいのに不採用と言うこと自体が珍しいのに、それが同じ求職者さんで2回も続くというのは初めての経験で、宇山さんとどのように接していいのか、正直悩みました。 

 

ただ、宇山さんは気持ちを切り替えて「本当に私に非はないんですか?」

「私が改めることは何ですか?」ととても前向きにこちらを向き続けてくださいました。

 

3度目の正直・・・ 最後にようやくお聞かせいただいた転職の本当の理由!

その想いにお答えしようと、実はご案内当初から私が一押しの薬局を再度ご提案しました。そこは自宅から20分強とこれまでの薬局さんよりも遠いのがネックなのと、1年後に管理薬剤師の可能性があるという重荷から、検討頂きましたが面接を希望する候補にはあがりませんでした。

しかし、やはり私にはその薬局の雰囲気が宇山さんの求める全てが含まれていると強く確信していたので、もう一度ご案内をした結果、それならと面接に臨んでくださりことになりました。

面接の後、宇山さんと車の中で30分近く今回の転職活動についてこれまでの振り返りも含めて再度、色々お話をしました。

そこで、宇山さんがおっしゃられたのは、実は今回の転職は強い決意があるとの事実でした。

●一つはご主人さんが引き抜きのお声があり、リスクも大きいけど大きな勝負に出るとのこと。

●二つ目はそれを聞いたお子さんが難関校に受験を決意されたとのこと。

 

このご家族2人の挑戦に、自分自身も一緒に挑戦がしたいということでした。

そこで2回のトラブルにもめげずにチャレンジして下さった真意が理解できた気がしました。

 

今回の面接も実は、別に1名のライバルがいらっしゃりお返事には更に1週間を要しました。

1週間後、3度目の正直のお返事は見事「内定」でした。宇山さんもとてもお喜び頂き、現職の退職のお話しや入職手続きなどもこちらでもお手伝いさせて頂きましたが、その経緯の中でも宇山さんの誠実さや真面目さは、ご紹介先にも自信をもってご案内できると自負していますし、1年後の管理薬剤師も大きな挑戦ですが、必ず成し遂げてくださると確信しています。

 

今後も、宇山さんのストーリーはしごとセンターならでも応援させて頂きまます。